Webライターを始めたものの、なかなか収入が増えないと悩んでいる人もいるでしょう。
Webライターが収入を増やすためには、時給を意識しないといけません。
そこで、本記事では、webライターが時給を上げるための方法とおすすめのアプリを紹介します。
Webライターの時給とは

Webライターのほとんどが、文字単価や記事単価で計算した給料を得ています。
他にも1時間◯円といった給与体制のケースもあります。Webライターが収入を増やすためには、時給が何よりも重要です。
Webライターの給与形態には2種類ある
Webライターの給与形態には2種類あり、時給の計算方法も異なります。まずは、文字・記事単価、時給制の違いをチェックしましょう。
①文字や記事の単価で報酬を得る
文字単価とは、「1文字◯円」のように、1字あたりの金額に文字数を掛け合わせて計算する方法です。クラウドソーシングなどのサイトで仕事を受注する場合に多く用いられます。例えば、「1文字1円」で「3000文字」の依頼があった場合、執筆料金は3,000円となります。
記事単価とは、「1記事3,000円」のように文字数に関係なく、1記事あたりで計算する方法です。メディアや雑誌媒体の執筆を受注する場合によく用いられます。
②時給制として報酬を得る
時給単価とは、「1時間1,000円」のように、アルバイトやパートと同じ考えで計算する方法です。外部のライターやディレクション業務を担当するライターによく用いられます。
Webライター未経験者の時給は低い
文字単価で受注しているWebライターの時給は、以下のように算出します。
文字単価:1文字1円
文字数:3,000文字
執筆料:3,000円
執筆時間:3時間
この場合、時給は1,000円です。もし執筆時間が6時間であれば時給500円、1時間で書き終えるのであれば時給3,000円となります。
Webライター未経験者は執筆の経験がないため、記事を書き終わるまでに時間がかかってしまうことがほとんどです。また、仕事を受注する場合でも未経験者では、文字単価の高い案件にはほぼ選ばれません。
そのため、単価の安い案件に時間をかけてしまい、時給が低くなります。
文字単価:1文字0.2円
文字数:3,000文字
執筆料:600円
執筆時間:3時間
この場合、時給換算してみると1時間あたり200円です。例え、1時間で書き切ったとしても時給600円のため、日本の最低賃金を下回ることになります。
Webライターが時給を上げる方法

いつまでも時給があがらないでいると、どんなに記事を書いても収入は上がりません。これだとまとまった収入にならないので、挫折してしまう可能性があります。そうならないためにもWebライターは、時給を上げる必要があります。ここではWebライターが時給を上げる方法を5つ紹介します。
①ライティングに慣れる
ライティングに慣れてくると、短時間で記事を仕上げることができます。
(例)1文字1円/3,000文字/1ヶ月に20日稼働する場合 | ||
Aさん | 1日3本 | 月収180,000円 |
Bさん | 1日5本 | 月収300,000円 |
このように、1日あたりの執筆記事数を増やすだけで月収は大きく異なります。ただし、執筆数を増やすことばかりを考えてしまうと、記事の出来が悪かったり、誤字脱字が増えたりするかもしれません。
そうなるとクライアントからの信用を失ってしまい、継続的に依頼をしてもらうことは難しくなります。
1日の執筆数を増やすためには「ライティングスキルを磨く」「タイピングを正確かつ早くする」などの方法を取り入れるとよいでしょう。
②得意・不得意なジャンルを見つける
苦手なジャンルや知識のない分野の記事を書いていると、リサーチに時間がかかってしまい、執筆を続けるのが辛くなる可能性があります。しかし、得意な分野や過去に経験のあるジャンルであれば、長期的に稼ぐことができます。
また、得意なジャンルや専門知識を持ったライターは、クライアントにとっても貴重な存在です。
「これだけはだれにも負けないくらい自信がある!」というものがあるなら、知識をさらに身につけ、そのジャンルの仕事を探してみるとよいでしょう。
③時給を意識して仕事をする
先述した通り、Webライターが収入を上げるためには時給が大切です。ダラダラと仕事をしていたら、時給はどんどん下がってしまいます。
執筆を始める前に目標となる時給を計算して、仕事を始めるとよいでしょう。
④レギュレーションを把握しておく
フリーランスのWebライターとして働く場合、複数のクライアントと契約する人がほとんどです。それぞれのクライアントによって、マニュアルや納品方法、請求書の書式などが異なります。そのレギュレーションを把握していないと、執筆以外の作業に時間が取られてしまう可能性も。
無駄な時間を省くためにも、エクセルなどの一覧にまとめておき、いつでも見られるようにしておくとよいでしょう。
⑤調べるスキルを上げておく
Webライターは、文章を書く以外にも調べるスキルが大切です。読者のニーズを汲み取った情報をリサーチし、満足するような文章を執筆しなければなりません。リサーチした情報をただ羅列しているだけでは記事として不十分です。
読者のニーズをしっかり汲み取り、伝えたい情報を的確に調べるスキルを身につけるようにしましょう。
時給を上げるためにはタスク管理が大切

Webライターはただ文章を書くだけではなく、さまざまなタスクがあります。時給を上げるためには、しっかりとタスク管理をしなければなりません。ここではWebライターが時給を上げるために、なぜタスク管理が必要なのかを解説します。おすすめのタスク管理ツールも紹介するので、参考にしてください。
なぜタスク管理が大切なのか
タスク管理とは、やるべきことをリストアップし、仕事を効率的に進めたり、進捗状況を確認したりすることです。
Webライターが取り組む仕事には、必ずといってよいほど納期があります。その他にも、入稿作業や請求書の作成などさまざまなタスクがあります。
Webライターのタスク例
- 構成書の作成
- 執筆作業
- 入稿作業
- 納期の管理
- 請求書の作成
- ミーティング
- 画像作成・編集
Webライターは複数の案件を抱える場合が多いため、タスク管理をすることで抜けや漏れを防げるようになるでしょう。また、仕事の全貌を把握しやすいため、タスクを細分化しやすくなり、やるべき作業や優先順位をつけて作業することが可能です。そのため、効率的に仕事を進められるようになります。
タスク管理をするためのツール
Webライターのタスク管理には、さまざまなツールがあります。例えば、スケジュール帳やカレンダーに記入したり、自作した表にまとめたりする方法などが一般的です。しかし、「外出中にスケジュール帳を持っていなかった」「カレンダーに記入し忘れた」というケースもあり、タスクを忘れてしまう可能性も。
そこでおすすめなのがアプリによるタスク管理です。携帯電話であれば、常に持ち歩いているため、タスクが発生したときにすぐに管理ができます。また、リマインド機能がついているアプリなら、自分が設定した日に思い出させることもできるでしょう。
Webライターが効率良く仕事を進め、時給を上げるためにはアプリによるタスク管理がおすすめです。
まとめ

Webライターは、未経験からも始めやすい仕事です。最初のうちは単価が低く、時給換算すると落ち込むこともあるでしょう。しかし、ライティングスキルに慣れる、時給を意識する、レギュレーションを把握するなどを意識すると時給がアップし、収入が上がります。
また、Webライターはマルチタスクなため、タスク管理が重要です。スケジュールやアプリのツールを使うなどタスクの抜け漏れがないようにしましょう。時給を上げるためにもぜひ行動してみてくださいね。